生理中は脱毛できる?できない?脱毛する際に気を付けるべきこと
掲載日:2020年06月01日 更新日:2023年05月31日
脱毛サロンに何度も通っていると、予約した日と生理周期が重なってしまうことがあると思います。
「生理中に脱毛して良いの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、生理中の脱毛で気をつけるべき点について解説していきます。
目次
生理中の脱毛はできる部位とできない部位がある
生理中だからといって、すべての部位が脱毛できないわけではありません。生理中に脱毛できるかどうかは、部位によって異なります。
生理中に脱毛できない部位
生理中にVIOなどのデリケートゾーンを脱毛することは、基本的にNGとされています。実際、多くのクリニック・サロンでは、生理中のVIO脱毛を行っていません。特に経血の量が多い生理2日目や3日目は、経血が施術台や脱毛器具などに付着する可能性があるため、感染症予防の観点から施術はほぼ確実に断られます。タンポンを入れていたとしても、VIOを脱毛することはできません。
デリケートゾーンはもともと皮膚が薄く、痛みを感じやすい部位ですが、生理期間中になると肌がさらにデリケートな状態になり、強い刺激や痛みを感じやすくなります。
脱毛後の開いた毛穴から雑菌が入り込む可能性もあるため、この時期に脱毛することは衛生的にも良くありません。二次的なトラブルを引き起こす可能性が高くなるので、生理中のVIO脱毛は諦めましょう。
生理中でも脱毛できる部位
デリケートゾーン以外の部位であれば、生理中でも脱毛することは可能です。お腹や足などVIOに近い部位も、問題なく脱毛することができます。
ただし、生理中は肌が敏感になっている状態なので、VIO以外の部位であっても脱毛することは避けた方が無難です。肌がいつも以上に痛みを感じやすくなっているため、この時期に施術の予約を申し込むのはおすすめできません。
クリニックやサロンによって生理中の対応が異なるので、事前に相談して確かめておきましょう。
生理中の脱毛って控えたほうがいいの?
基本的に、生理中の脱毛はどのクリニック・サロンもおすすめしていません。
なぜ生理中の脱毛はNGとされるのでしょうか。その理由をチェックしていきましょう。
生理中の脱毛をおすすめしない理由
生理中は肌だけでなく、精神的にも不安定になりやすい時期です。この時期に脱毛をしてしまうと、思わぬリスクやトラブルを招く可能性があるので注意が必要です。
肌が敏感で痛みを感じやすい
生理中の肌は通常よりも弱っており、とても敏感な状態です。そんなときに脱毛をしてしまうと、刺激や痛みもいつも以上に感じやすくなります。
強い痛みに我慢できず、施術を続けられなることもあります。普段はまったく痛みを感じない人でも、生理中の脱毛は激痛を感じることがあるので要注意です。
肌トラブルが起きやすい
生理中は肌のバリア機能が低下しているため、細菌が侵入しやすく、肌トラブルが起こりやすい状態です。今まで脱毛で肌トラブルが起きたことがない人でも、生理中に脱毛すると炎症や肌荒れが起き、肌トラブルが治りにくくなる可能性があります。
いつもと同じ生活をしていても肌トラブルが起きやすい時期なので、生理中の脱毛はおすすめできません。
脱毛効果を感じにくい
生理中の肌は乾燥しているため、脱毛器のレーザーや光が浸透しにくく、通常よりも脱毛効果が低下します。生理中はムダ毛が生える毛周期も乱れがちなので、高い脱毛効果は望めません。
また、生理中は痛みを感じやすいため、サロン側が出力レベルを下げて施術を行うことがあります。出力レベルを下げてしまうと、脱毛効果まで低くなってしまいます。
生理になった場合は、クリニック・サロンへ相談しよう
生理中の対応は各クリニック・サロンによって異なります。生理予定日が近づいてきたら、早めにクリニック・サロンに相談して、キャンセルもしくは予約日の変更などをしてもらいましょう。
薬の服用を禁止しているクリニックやサロンもあるので、生理痛の鎮痛剤を常用的に服用している人は要注意です。薬の服用についても事前に相談して、適切なアドバイスをもらってください。
生理「前」の脱毛ってできるの?
生理前も生理中と同じく、肌の調子が悪い時期です。生理開始2週間前になると排卵が起こり、ホルモンバランスが変化します。これによって体がむくんだり、ニキビができたりして、ストレスも感じやすくなるのです。
生理前になると、肌を弱くする働きを持つプロゲステロンの分泌が盛んになるため、肌が通常より弱くなります。免疫力が低下して炎症などの肌トラブルが起きやすい時期なので、脱毛する時期としてはおすすめできません。
この時期に無理して施術を受けると、体調が悪化したり、施術中に強い痛みを感じたりすることがあります。特にVIO脱毛では鋭い痛みを感じることがあるため要注意です。
施術のダメージから回復するのが遅くなることもあるので、この時期の脱毛は控えましょう。
生理「後」の脱毛ってできるの?
生理後1週間は、脱毛するのに最も適した時期です。生理後は肌のコンディションを整えるエストロゲンの分泌量が増えるため、肌トラブルなども起きにくく、痛みも感じにくくなります。
生理後は肌の水分量が増えるので、乾燥肌の人は生理後のタイミングで脱毛をすると良いでしょう。
肌の水分量が多くなると、脱毛器のレーザーや光が肌に浸透しやすくなるため、脱毛効果も高まります。脱毛効果が高まるときに予約を入れて定期的に通院すれば、短期間で効率よく毛量を減らすことができます。通院回数を少なく抑えることができれば、脱毛にかかるコストも安く済みます。
最も楽に脱毛できる時期なので、この時期を目安に予約を入れましょう。
予約当日、急に生理になってしまったら?
予約当日に生理になってしまったら、まずはクリニックやサロンに連絡してキャンセルを申し込みましょう。やむを得ない事情であることは、サロンのスタッフもわかってくれるはずです。
ただし、当日にキャンセルするとなると、キャンセル料がかかってしまうので注意が必要です。たとえやむを得ない理由でキャンセルしたとしても、キャンセル料を支払わなければならない場合がほとんどです。キャンセル料の有無については、クリニックやサロンで異なるので、事前に確認しておきましょう。
当日キャンセルをしなくて済むように、あらかじめ生理がきそうな日は避けて予約を申し込むのが無難です。生理周期がずれてしまったときも、早めにキャンセルを申し込んでおけば、キャンセル料を支払わなくて済みます。
記事まとめ
生理中の脱毛はリスクを伴うため、施術は控えた方が無難です。
生理中に脱毛しなくて済むように、事前に自分の生理周期を把握しておきましょう。生理周期とバッティングしないように予約を申し込めば、トラブルを避けながら脱毛を続けることができます。