脱毛前の自己処理に毛抜きは実は危険?!知らない脱毛事情を徹底解説
掲載日:2020年10月02日 更新日:2023年05月31日
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ムダ毛処理をする際、カミソリ・毛抜き・除毛クリームなどさまざまなアイテムを使って、きれいな肌にしようとするでしょう。
しかし、そのほとんどが肌へ何らかのダメージを与えてしまうこと、そして特に毛抜きは肌への負担が非常に大きいことで知られています。
脱毛前に自己処理を行う際、毛抜きを使うのはとても危険であること、毛抜きを使わずどのような方法で脱毛をすれば良いのかを見てみましょう。
脱毛前の自己処理に毛抜きはNG?その理由とは
脱毛前に自己処理を行うために毛抜きを使っている方は非常に多くいます。
ただ、毛抜きを使うのは肌にとってかなりリスクが高いため、できるだけ使わないようにするのが良いとされています。では、どうして毛抜きを使って自己処理をするのが肌にとって良くないのでしょうか。
脱毛前に毛抜きを使ってもいいの?
脱毛サロンで脱毛を受ける前、前日もしくは2~3日前までに施術箇所の自己処理をしておくようにサロン側から求められます。長いムダ毛のまま脱毛施術をすると、脱毛器の熱が強く反応してしまい、肌へのダメージが大きくなってしまうからです。
そのため、脱毛施術を受ける前にはある程度自分でムダ毛の処理をしなくてはなりません。ただし、その際に使うのは毛抜きではなく電気シェーバー。ほぼすべての脱毛サロンで毛抜きは使うのはNGと言われるでしょう。
その理由としては、毛抜きを使うことで肌に大きなダメージを与えてしまうこと、脱毛サロンで施術を受けるのに効果を得にくくなってしまうことが挙げられます。
肌に対するリスクやどのようなダメージがあるのかは、次で見てみましょう。
毛抜きによる肌へ与えるリスクとは?
毛抜きを使うと、肌にさまざまなダメージを与えかねません。
まず、毛抜きは肌にしっかり生えているムダ毛を強制的に引き抜くためのものであり、ムダ毛の根元にある毛根ごとごっそりと抜くことができます。その際、根本の太くなっている部分を引き抜くため、毛穴が広がります。
ムダ毛がなくなってぽっかりと開いた毛穴は、強制的に広げられているためすぐには元に戻りません。無理やりムダ毛を引き抜いたため、時にはその部分の毛細血管が破れてしまい、出血してしまうこともあります。
さらに、毛穴が広がっている状態だと皮脂が詰まってしまったり、雑菌が入り込んで炎症を起こしてしまったりする可能性も。このように炎症が起こることを毛嚢炎(もうのうえん)と言い、まるでニキビのように赤く腫れたり、痛みを感じたりする症状があらわれます。
毛抜きを使ってムダ毛を引き抜くとしばらくムダ毛は生えてきませんが、決してずっと生えないというわけではありません。
毛が成長する仕組みとして、毛根のさらに根元にある「毛乳頭」が関係していますが、毛抜きで引き抜くだけでは毛乳頭をなくすことはできないからです。つまり、いくらムダ毛を引き抜いて自己処理しても、毛乳頭が毛穴に残っている限りは次々と新たな毛が成長するということです。
そして、新しいムダ毛が成長してくるとき、前回の自己処理の際に広がった毛穴が閉じたり、その表面に新しい皮膚ができたりします。
すると、成長したムダ毛は肌表面に出ることができず、皮膚の下にもぐることに。これを「埋没毛」と言いますが、皮膚表面から毛が透けて見えるため、ポツポツとした毛穴があるように見えたり、場合によっては毛嚢炎を引き起こす原因になったりします。
また、埋没毛のせいで肌がポツポツと鳥肌のようになったり、色素沈着を起こしてしまったりすることも。
このように、毛抜きを使っての自己処理はさまざまなトラブルの原因になるため、避けた方が良いでしょう。
脱毛前に毛抜きで抜いてしまった場合はどうする?
もし、脱毛を受ける前に毛抜きでムダ毛を抜いてしまった場合、残念ながら脱毛の施術を受ける機会をずらさなくてはなりません。
前述のとおり、電気シェーバーでの処理と違い、ムダ毛を毛抜きで引き抜くとしばらくの間は生えてこなくなってしまうため、脱毛サロンで使う脱毛器にうまく反応しなくなってしまいます。
つまり、この状態で脱毛を受けても効果がほとんど得られなくなってしまうということです。
だから、脱毛サロンでは施術を受ける前日・もしくは数日前までに、電気シェーバーを使ってのシェービングを行なうように指示されるのです。毛抜きではムダ毛をごっそり抜いてしまうため、脱毛器で照射しても反応しづらくなってしまうこと、そして何より肌へのダメージが大きいことが懸念されます。
電気シェーバーである程度毛の長さを短くして照射し、ムダ毛を伝って毛根の根元、毛乳頭まで脱毛器の熱がはたらきかけるのが、脱毛サロンの仕組み。
そのため、毛がない状態で脱毛施術を受けてもほとんど意味がないと言えるでしょう。
もし、脱毛施術を受ける前に毛抜きを使ってしまった場合は、施術を受ける前にサロンに連絡して、次回の脱毛予約日を変えるなどの対応をしてもらいましょう。
脱毛前におすすめの自己処理の仕方は?
では、脱毛を受ける前にどうやって自己処理をすれば良いのか、そのおすすめの方法について見てみましょう。
カミソリと電気シェーバーはどちらがいい?
ほとんどのサロンでは、脱毛を受ける前に「シェービングをしてきてほしい」と指示があります。
一般的に使用されているのはカミソリです。しかし、電気シェーバーを持っている方はどちらを使ったら良いのでしょうか。
電気シェーバーを持っている方は、カミソリよりも電気シェーバーを使うのがおすすめです。電気シェーバーは肌表面を傷つける可能性がカミソリよりも低く、ムダ毛をきれいに処理することができるからです。
もちろん、電気シェーバーを持っていないという方はカミソリでOK。その際には、必ずシェービング剤をつける、ボディソープなどで肌表面をなめらかにして、肌を傷つけないように気を付けましょう。
脱毛施術を受ける前の注意点は、とにかく肌を傷つけないこと、そして脱毛サロンで指示されたようにムダ毛をある程度整えておくことです。
そのため、できるだけ肌に負担をかけないよう、電気シェーバーもしくはカミソリを使ってムダ毛を整えておきましょう。間違っても、毛抜きを使ってムダ毛を引き抜いてはいけません。
前述のとおり、もし毛抜きを使って自己処理をしてしまった場合は、予約していた脱毛施術日を変更してもらわなければならなかったり、脱毛施術を受けてもほとんど効果が得られなかったりするので、注意が必要です。
何日前に自己処理をするのが最適?
脱毛施術を受ける前にムダ毛の自己処理をしますが、脱毛を受ける当日にすると、カミソリなどで肌を傷つけてしまうおそれがあるため、数日前に行うのが正解です。
もっとも最適なのは、脱毛を受ける前日もしくは2~3日前の間。シェービングをしておくと、脱毛施術を受ける当日までにほんの少しだけムダ毛が成長して伸びるため、脱毛器の熱を受けやすくなり、効果を得やすくなるでしょう。
シェービングをした後は、しっかりと保湿をして肌の状態を整えておくことも忘れずに。肌の調子を整えておけば、脱毛施術時にも痛みを感じにくくなったり、肌へのダメージを軽減できたりします。
脱毛は毛抜きではなくサロンが効果的
脱毛をするなら、やはり仕上がりが美しい方が良いですよね。だからこそ、毛抜きでの自己処理は避け、脱毛サロンへ通うことをおすすめします。
毛抜きでの自己処理は、自宅でいつでも好きなときにできるというメリットがありますが、仕上がりは美しいとは決して言えません。また、毛抜きを使うことによって肌へのダメージが大きく、毛穴が詰まったり毛嚢炎を引き起こしてしまったりするなど、その後の肌トラブルに悩まされる可能性が高いと言えます。
さらに、これだけのリスクを負ってムダ毛を1本ずつ抜いたとしても、しばらくすると再びムダ毛が生えてきてしまいます。
延々と毛抜きを使ってムダ毛処理をしていると非常に手間も時間もかかってしまいますし、何より肌がどんどん傷つけられていくため、やはりプロである脱毛サロンに通うのがおすすめ。
脱毛を受ける範囲や回数にもよりますが、脱毛サロンの中にはリーズナブルで通いやすいところも多く、仕上がりや脱毛にかかる手間を考えると、決して高い料金とは言えません。
そして美しいつるつるの肌を手に入れられることを考えれば、毛抜きを使って自己処理をするよりも、脱毛サロンですべてお任せしてしまう方が手っ取り早いと言えるでしょう。
記事まとめ
薄着の季節だけでなく、冬でもいつでもムダ毛は気になるもの。
だからこそ、いつでも肌を見せられる状態になっておけば自信もつきます。そのために毛抜きを使ってムダ毛の自己処理をするのではなく、脱毛サロンに通ってしっかりとムダ毛をなくしておきましょう。