妊娠中の脱毛はどうしたらいい?気になる脱毛方法について解説!
掲載日:2020年11月25日 更新日:2023年05月31日
※当記事にはPR広告が含まれます
体調の変化が著しい妊娠中は、果たして脱毛を受けても良いのでしょうか。
脱毛を受けることで胎児や母体に何らかの影響があるのかどうか、施術時に使う脱毛器の強い光は、胎児に害がないのかどうか、パックプラン契約中に妊娠がわかった場合、残りの施術をどうするのかなど、妊娠中の脱毛に関する疑問について見てみましょう。
妊娠中にどうしても気になるムダ毛の処理方法や、毛が濃くなりやすい理由、産後脱毛を再開させる時はどのような流れで脱毛サロンに連絡をすれば良いかなど、妊娠中から産後の脱毛について詳しくご紹介します。
目次
妊娠中に毛が濃くなるのはホルモンバランスの乱れが原因!?
妊娠中はお母さんの体にさまざまな変化が起こることを「マイナートラブル」と言いますが、そのひとつに「体毛が濃くなる」ことが挙げられます。
妊娠中に毛が濃くなる理由としては、「ホルモンバランスの乱れ」が大きな要因です。
妊娠すると、出産するまで黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれる女性ホルモンの一種が多く分泌されるようになりますが、この黄体ホルモンは抜け毛の原因となる男性ホルモンを抑える働きをもっています。
そのため、本来であれば抜けるはずだった毛がなかなか抜けず、一時的に体毛が濃くなったように見えるのです。
体のさまざまな場所で毛が濃くなったような変化が見られますが、特に毛が増えたように感じると言われるのが、お腹の毛です。
お腹の全体的に毛が増えた、渦を巻くように毛が生えたなど、その変化はさまざま。お腹の赤ちゃんを守るために生えやすくなるとも言われており、人によっては妊婦健診時に毛を見られたくないという場合もあります。
こうした妊娠中のホルモンバランスの乱れにより、これまで気にならなかった体毛が気になるなど、体毛に関する悩みが増えてしまいます。
人によっては逆に体毛が薄くなったと感じることもありますが、妊娠中の体の変化は個人差が大きく、一概には言えません。
また、毛が濃くなったと感じる場所も個人差があり、お腹の他にも手足、指、デリケートゾーンなどさまざまです。
妊娠中に脱毛は出来るの?
妊娠中、脱毛の施術は受けられません。
脱毛サロンだけでなく、医療機関である皮膚科や美容クリニックでの医療脱毛も同じです。
妊娠中に脱毛ができないことについて、さまざまな理由が挙げられます。
肌への影響が表れやすい
妊娠中に起こりやすい体の変化として、肌荒れ・乾燥が挙げられます。
妊娠中のストレスのほか、ホルモンバランスの乱れによって肌の状態がコロコロと変わりやすく、脱毛を受けると肌にとって良くない刺激になる可能性があります。
人によっては、何でもない状態であっても脱毛を受けた際に赤み・痛みなどを感じることがあるため、肌荒れが起こりやすい妊娠中に脱毛を受けるのは避けた方が良いでしょう。
また、妊娠中はシミ・そばかすができやすくなるというマイナートラブルもあり、黒いものに反応する光脱毛(フラッシュ脱毛)やレーザー脱毛を受けると、火傷などのトラブルが起こりやすくなるため脱毛はできません。
痛みを感じやすいことがある
肌トラブルが起きやすい妊娠中は、いつもよりも痛みを強く感じる可能性があります。
肌の調子が整っていない状態で脱毛を受けると強い刺激になり、妊娠前とは違って痛みを強く感じやすくなることがあります。強い痛みのせいで子宮が収縮、いわゆる「お腹が張る」状態になると、胎児にとって非常に良くありません。
脱毛を受けることで胎児に直接的な影響はないと考えられていますが、痛みや緊張のせいでお腹が張る状態を誘発する可能性は十分にあるため、脱毛は控えましょう。
つわりなど体調変化が起きやすい
妊娠中に起こるつわりは、普段の生活では気にならないような匂いにも反応することがあります。脱毛を受ける際に使うローションやジェル、タオルの匂い、サロン内の匂い、行き帰りの電車の匂いなど、さまざまな匂いで気分が悪くなる可能性があります。
また、体調が悪くなって急に予約をキャンセルしたいという場合もあるため、妊娠中は脱毛に不向きと言えるでしょう。
新たな毛が生えやすい
ホルモンバランスの乱れにより、いったん処理をしたはずの場所から再びムダ毛が生えてきたり、これまでになかったムダ毛が生えやすくなったりします。
これは、毛の成長を促す働きを持つ「プロラクチン」というホルモンの分泌量が増えるためです。いつものように脱毛を受けたとしても、思うような効果が得られない可能性があります。
脱毛器の光が胎児に直接影響したり、有害になったりすることはありませんが、母体に起こり得る肌トラブルが最終的に胎児へ影響を及ぼすことは考えられます。
万が一のことが起こった際に、脱毛を受けたからだ・自分のせいだと後悔することがないよう、脱毛サロンの方針に従うとともに、妊娠中の脱毛は控えるように気を付けておきましょう。
妊娠中のトラブルを防ぎ、胎児・母体へのリスクを減らすためにも、妊娠中の脱毛は基本的に受けられないことを知っておきましょう。
妊娠中の脱毛方法とは?
妊娠中に脱毛サロンへ通うことはできませんが、それでもムダ毛を何とか処理したいと思う妊婦さんは少なくありません。
たとえば、妊娠中にしか撮れないマタニティーフォトを撮りたいという場合や、妊婦健診の際にお腹の毛を見られたくない、夫や家族に毛深いところを見られたくないなどの理由で、どうしても脱毛がしたいという場合があるでしょう。
その際の脱毛方法は「電気シェーバー」が最もおすすめです。
肌に負担がかからない、傷をつけないように注意を払いながら処理をし、その後はしっかりと保湿などのお手入れをしましょう。お手入れに使うスキンケアアイテムは、敏感肌用など刺激が少なく、肌に合ったものを使いましょう。
その他の方法として毛抜きを使う、ワックス脱毛をするなどの方法があります。しかし毛抜きは痛みが強いことや、毛を抜いたあとの毛穴から雑菌が入って肌トラブルが起きやすいこともあり、使わない方が無難です。
また、ワックスによるムダ毛処理もおすすめできません。
ワックス独特の匂いで体調不良を引き起こしたり、妊娠前と違って肌質が変化している可能性もあるため、肌トラブルが起こったりするからです。
このように、妊娠中の脱毛方法はさまざまな肌トラブルを避けるためにも、電気シェーバーを使った方法がおすすめです。
産後、妊娠中に濃くなった毛はどうなる?
妊娠中に体毛が濃くなったと感じても、産後は一気に抜け毛が増えたと感じることが多くなります。
これは、妊娠中に多く分泌されていた女性ホルモンの一種・黄体ホルモン(プロゲステロン)が産後になると一気に減ってしまい、それまで抑えられていた男性ホルモンが働き始めるためです。
男性ホルモンは抜け毛を増やす作用がありますが、妊娠中は黄体ホルモンによってその分泌量が抑えられていました。
しかし、産後は男性ホルモンが再び作用し始め、妊娠中に抜けにくくなっていた毛が一気に抜け落ちてしまいます。
産後、異様に抜け毛が増えたと感じる人が多いのは、このためです。
多くの場合、必要以上に毛が抜けているのではなく、もともと抜けるはずだった毛が一気に抜けているだけで、妊娠中に乱れていたホルモンバランスが元に戻り始めていると考えましょう。この期間には個人差がありますが、産後数か月から1年程度続くことが多く見られます。
抜け毛が多くなると心配のあまりストレスに感じることがありますが、ストレスも抜け毛の要因と言われているため、産後しばらくの間だけと割り切るようにすると良いでしょう。
出産後に脱毛を始めるタイミングは?
出産後に脱毛を始める・再開するタイミングは、生理が2~3回来て、生理周期が安定した頃がおすすめです。
また、ほとんどの脱毛サロンやクリニックでは、授乳が終わった後ということも条件になっており、体調が変化しやすく、薬の影響を受けやすい授乳中はもう少し脱毛を我慢する必要があります。
多くの脱毛サロンでは脱毛中に妊娠がわかった場合、脱毛をいったんストップすることができます。
そして産後、授乳が終了かつ安定した生理周期がやってきた際に連絡をすると、再度脱毛を再開させることが可能です。
産後の脱毛は、産前に契約していたプランの残りをそのまま利用できます。妊娠がわかったら早めに連絡をし、産後まで休止してもらうようにしましょう。
妊娠がわかったら早めに連絡をし、産後まで休止してもらうようにしましょう。
また、授乳が終わったにも関わらず、しばらくの間産後の生理が再開しない方も少なくありません。いつ脱毛を再開すれば良いのか迷うこともありますが、まずは契約している脱毛サロンに相談してみることをおすすめします。
記事まとめ
恋肌に通っている場合、脱毛中に妊娠がわかったらすぐに連絡をしてストップしてもらいましょう。予約のキャンセルや変更はWebサイトから24時間いつでも行えますが、妊娠による休止については電話で対応してもらいます。
授乳を終えた頃、そろそろまた脱毛を受けようかなと思った際に連絡をすると、再開の時期を相談できます。
そのため、契約時にこれから結婚する予定がある・子どもを考えているという場合でも、安心して契約することが可能です。また、どのプランで契約したかにもよるため、まずは契約店舗に確認すると安心です。
妊娠中は恋肌を含めて、基本的に脱毛を受けられないこと、その理由がなぜなのかを理解し、赤ちゃんと自分をトラブルから守るためにも脱毛を控えましょう。
そして、出産後はまたきれいなつるつる肌を目指すとともに、育児の合間のリフレッシュ時間として脱毛を再開してみてはいかがでしょうか。