脱毛というと露出の機会も多くて人目につきムダ毛を見られると恥ずかしい部分や毛量が多く、長くなりやすいわきや腕、足などを行うというのが基本です。そのため、露出の機会はほとんどなく、産毛程度でムダ毛も目立たないお尻を脱毛する必要があるのか、脱毛ニーズがあるのかと不思議に思われるかもしれません。
ですが、ライフスタイルやこだわりは人それぞれです。露出度の高い奇抜な衣装を着て踊るダンサーやランジェリーのモデルさん、ハイレグや股下浅めのビキニなどを好む方にはニーズが高いです。そこで、どのようなきっかけでお尻(ヒップ)の脱毛をしようと決めたのか、脱毛をしたメリットなどについてご案内していきます。
目次
お尻脱毛とは
お尻(ヒップ)には、わきやすね毛のような濃く太い毛は生えていないイメージがあるのではないでしょうか。しかし、よく見てみるとお尻(ヒップ)の表面にはびっしりと細かな産毛が生えており、人によっては肌がくすんで見えたり、濃くて目立ちやすい毛が生えたりしていることもあります。
お尻を脱毛すると産毛がなくなり、毛穴の引き締まった綺麗な肌を実現できます。デリケートな部分だからこそ、男女ともにムダ毛のないつるつるとしたお尻を目指しましょう。
そもそもなぜお尻に毛が生えるのか
そもそも、なぜお尻にムダ毛が生えてきてしまうのでしょうか。人間は男女問わず、体のほとんどの部分に毛が生えています。髪の毛やまつ毛、眉毛などはおしゃれを楽しむことができ、多くの人のアイデンティティになっていると言っても過言ではありません。
一方で、わきや腕、足の毛は邪魔者扱いされることが多くなっています。しかし、これらの毛も髪の毛やまつ毛などと同じく、体を外部の刺激から守るために生えてきている毛です。髪の毛は頭部を守り、まつ毛は目の中に異物が入るのを防ぎ、お尻の毛は紫外線や衝撃から身を守る理由で生えています。
一般的なお尻(ヒップ)の毛は産毛のように細いものですが、人によっては他の場所と同じように濃く太い毛が生えていることがあります。この場合、遺伝的要因や局所的な多毛症が起きている可能性があるでしょう。周囲の毛と見た目が明らかに違う場合や、処理をしても繰り返し濃い毛が生えてくる場合など、気になるときは皮膚科を受診するのもおすすめです。
お尻脱毛の範囲
お尻(ヒップ)の脱毛範囲は、腰の下から太ももにかけたお尻全体です。アンダーヘア部分、いわゆるVIOはお尻の脱毛に含まれません。
お尻の脱毛は、ヒップ(お尻)のみを選んでパーツごとに脱毛してもらう方法や、アンダーヘアの処理を行うVIO脱毛、ヒップから下をまとめて脱毛する下半身脱毛など、サロンによってさまざまなメニューが用意されています。お尻だけを選んで脱毛してもらうことも可能ですが、他のパーツと同時進行で脱毛を進めることをおすすめします。
お尻(ヒップ)だけ脱毛をすると、脱毛が終わった後に他の部分も綺麗にしたいと思うかもしれません。また一から別のパーツを脱毛することを考えると、お尻を含めたプランを選択しておき、効率良く脱毛を進めるほうが良いでしょう。
お尻脱毛の特徴
お尻のムダ毛は細く目立ちにくいものの、自分でムダ毛処理をしようとすると体勢が難しく、うまく処理できないこともあるでしょう。肌を傷つけてしまうなど、思わぬ肌トラブルが起こる可能性もあるため、脱毛サロンでプロに施術してもらうほうがおすすめです。
カミソリを使って肌に傷が残ってしまったり、毛抜きを使って毛穴が開き、炎症が起こってしまったりするなどの可能性があります。せっかく脱毛をして綺麗な肌を手に入れようとしても、間違った自己処理をしてしまうと、逆に肌トラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
腕や足に比べて人に見られないから、産毛程度だからさっと自分で脱毛すればと良いなどの理由で自己処理をせず、プロに任せることをおすすめします。
お尻(ヒップ)の脱毛を決めたきっかけ
お尻(ヒップ)の脱毛をしたいと決めたきっかけとして、仕事や趣味、スポーツなどご自身が取り組んでいる事柄との関係やニーズが影響している人が少なくありません。ランジェリーモデルの仕事をしている、レースクイーンとして活躍をしている、競技ダンスやフラダンスなどを習っている人やマリンレジャーが好きでセクシーなビキニがお気に入りといった方もお尻(ヒップ)の脱毛をする方が多いです。
また、先に背中や足などの脱毛をした結果、間にあるお尻だけ産毛が残り肌の色や肌質に違いが出てしまってバランスが悪いからといった方もいます。ブライダルで背中の脱毛を行ったところ、結婚したご主人からお尻のくすみが目立つと指摘され、お尻(ヒップ)の脱毛を決めた方もいます。
お尻(ヒップ)の脱毛のメリット
自己処理が不要となる
自己処理をしたくても、とても難しい部分ですので、プロによるお尻(ヒップ)の脱毛を受けることでスムーズかつ効率的にケアができるのもメリットです。お尻(ヒップ)を自分で電気シェーバーやカミソリなどで自己処理するのはとても困難なうえ、そもそも見ることも難しくうまくいきません。
人の手を借りる必要がありますが、サロン脱毛ならプロのエステティシャンの施術が受けられ、自己処理と違って一度施術が完了すれば、キレイな状態を長くキープできます。頻繁に自己処理の手間をかけたり、ワックス脱毛を定期的に受けたりする必要もなくなり、手間や時間をカットできるのもメリットです。節約できた時間をダンスの練習や衣装や水着を探して回る楽しい時間に充てられます。
露出度の高い服を着れる
お尻(ヒップ)の脱毛をすれば、露出度の高い水着やダンスの衣装をはじめ、背中からお尻(ヒップ)にかけて広く開いたようなセクシーなドレスなども安心して着こなすことができます。
ブラジリアンダンスやハワイアンダンスなどを習っていて、本格的な衣装で踊る機会があるという方、海外リゾートへの旅行やマリンレジャーが好きで大胆なデザインのビキニなどを愛用しているという方にもおすすめです。股上が浅めのボクサーパンツなどを好んで履く方にも選ばれています。
お尻を清潔に保つことができる
お尻(ヒップ)の脱毛をすると、汗をかいたときの不快なムレを軽減できます。お尻にニキビができた経験を持つ人も多くいますが、こうした肌トラブルや不快感を防げるのがお尻脱毛の大きなメリットです。
ムダ毛がある状態だと、汗をかいたときに蒸れるだけでなく、雑菌が毛穴に入り込んで炎症を起こしたり、かゆみが発生したりします。お尻の脱毛により、これらの肌トラブルを避け、綺麗な肌で居続けることができ、蒸れやすい夏場でもお尻を清潔に保つことができるでしょう。
お尻(ヒップ)の脱毛の料金と必要な施術回数
お尻(ヒップ)だけのパーツ脱毛のプランも用意されていますが、お尻(ヒップ)にプラスしてOラインをセットでされる方やVIOラインとセットで行う方、背中、腰とお尻(ヒップ)の背面エリアをまとめて行う方も少なくありません。後ろ姿は自分では見えにくい部分ではありますが、足や背中の脱毛をしたのに、その間の腰やお尻(ヒップ)が手つかずだと肌の色や肌質などに違いが出てしまい、温泉や銭湯に行ったときなどに違和感をもたれることもあるからです。
お尻(ヒップ)だけを行うのも1つの選択ですが、他のパーツも同時に行いたい場合には、1つずつ組み合わせるよりお得なセットプランか、自分の希望場所を自由に何カ所選んで脱毛し放題といった料金プランがお得かもしれません。サロンによってプランは異なるのでカウンセリングなどで確認することをオススメします。
多くのプランは6回から12回、18回という回数がセットになっていますが、人によってどの程度までお尻のムダ毛をなくしたいかは異なります。つるつるにしたい場合は回数を重ねるごとに効果が高まるため、12回から18回のプランも検討してみましょう。
また、支払い方法としても現金やクレジットカード一括払いのほか、サロン独自の分割払いや月払い制、脱毛ローンなどもあるので、どのパーツを組み合わせるのかを考え、プランと料金の払い方を検討しましょう。
お尻脱毛の痛み
お尻(ヒップ)の脱毛は、他のパーツに比べて痛みを感じにくいのが大きな特徴です。脱毛の代表的な箇所、脇や腕のムダ毛はお尻の毛に比べて太く、濃くなっているのが一般的です。そのため、機械から放たれた光の影響を受けやすく、熱がこもるため痛みを感じやすくなります。
ただし、そのぶん脱毛効果は高いと言えるでしょう。機械の効果を強く感じられるため、太く濃いムダ毛であればあるほど、毛が抜け落ちたり生えなくなったりする効果は早く実感できます。
一方、お尻のムダ毛はとても細く、量が多くなっているという特徴があります。痛みは感じにくいものの、脱毛の効果があらわれるまでに時間がかかることもあるため、回数を重ねる必要があります。お尻の皮膚は薄く、痛みを感じやすそうなイメージがあるかもしれませんが、毛自体はとても細いため、VIO脱毛を行うような強い痛みはないと思っておきましょう。
ただし、お尻(ヒップ)の脱毛とともにVIO脱毛を行う場合は、痛みに敏感になっている可能性もあります。
お手入れの流れと事前準備
お手入れの事前準備
光やレーザーによる脱毛を受けるにはシェーバーを使って軽く自己処理をして臨むのが基本ですが、お尻(ヒップ)は見えない、手が届かないなど自分での処理は難しいものがあります。
そのため、サロンの無料または有料のサービスとしてシェービングサービスが用意されていることもあるので、施術を受ける前に当日に向けた準備についてよく確認をとっておきましょう。
当日のお手入れの流れ
施術当日は、指定された日時にお店に行き、専用の個室で用意された服に着替えて施術を受けましょう。脱毛を受ける箇所によりますが、お尻(ヒップ)のみであればあまり時間はかかりません。カウンセリングや次回予約の手続きをする際には時間がかかるため、余裕を持った予約をしておきましょう。
アフターケアの方法
施術後は清潔にすることと保湿が欠かせません。施術当日はゴシゴシ洗ったりしないよう気を付けましょう。しばらくは刺激の少ない敏感肌用のマイルドタイプのボディーソープを手につけて優しく洗って、シャワーで優しく流すというのがおすすめです。洗いっぱなしにせず、ボディローションやミルキーローションで保湿ケアもしてあげましょう。肌を良い状態に保ちながら、次回の施術に備えます。
お尻(ヒップ)の脱毛施術後のお客様の声
ベリーダンスやサルサダンスなどが趣味で、今はサンバカーニバルのダンサーとしても参加しており、毎年のイベントが楽しみでなりません。カーニバルの衣装はハイレグで、大切な部分を除き、お尻もほぼ丸出しといったデザインも多いのですが、踊るのも見てもらうのも楽しくて露出することへの恥ずかしさはまったく感じません。
むしろ、見られても恥ずかしくない美しさが欲しくて、お尻(ヒップ)の脱毛を決めました。全身ツルスベになるのが目標ですが、これまで足や腕、背中は脱毛を終えていたので、今回はお尻(ヒップ)の施術を受けました。自分では見えにくいお尻(ヒップ)もプロの施術で自信がつき、どんな衣装でも安心して着られます。今年はどんな衣装なのだろうと楽しみで、露出度はいくら高くてもOKくらいの自信がつきました。
お尻(ヒップ)の脱毛のQ&A
生理中の施術はどうなりますか。
生理中はお尻を露出させての施術ができないので、予約を入れる際には生理の予定日を避けるようにしましょう。生理前などに体調が優れない方も、体調が思わしくないデリケートな時期は避け、体調も気分も万全な時期を考えて予約を入れるのがおすすめです。生理日がずれたなど、突然生理になってしまった場合は施術受けられず残念な気持ちになるものです。余裕をもった日程が良いですね。
海で日光浴をして日焼けした部分があるのですが大丈夫ですか。
ビキニで海辺を歩いたり、うつぶせで全身日光浴したりするとお尻の中でも日焼けした部分、そうでない部分が分かれてしまうこともあります。日焼けが強いと施術ができない場合がありますので注意しましょう。
お尻を見せるのが恥ずかしいです。
お尻を見せることに抵抗があり、お尻(ヒップ)の脱毛を受ける勇気が出ないという人は少なくありません。しかし、脱毛サロンではお尻(ヒップ)をはじめ、VIOラインの脱毛や脇、胸(乳輪)など、体のあらゆる場所を脱毛しています。施術者は数多くの人に脱毛をしてきたため、どのような箇所の脱毛にも慣れています。最初は恥ずかしいかもしれませんが、脱毛しない部分は掛けタオルで隠す、専用ショーツをずらすようにして施術をするなど、できるだけ恥ずかしいと感じないよう工夫をしているため、安心して施術を受けましょう。
記事まとめ
お尻(ヒップ)脱毛は、他のパーツの脱毛をしている人はもちろん、お尻のくすみやざらつきが気になる人にもおすすめの脱毛です。お尻(ヒップ)脱毛をすると、お尻の表面にある産毛がなくなり、夏場のムレを解消して快適に過ごすことができます。
見た目はもちろん、触り心地にも大きく変化がみられるため、水着を着る機会が多い人やパートナーがいる人にもおすすめです。快適できれいなお尻を手に入れるためにも、ぜひ脱毛を検討してみると良いでしょう。
※ このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干の違いがある可能性がございますのでご了承ください。