Iライン脱毛とは？

Iラインとは、陰部の左右に生えたムダ毛を指します。陰部を囲むようにして生えているため、人によっては生理時に煩わしさや蒸れを感じることもある場所です。この部分のムダ毛処理をすることを「Iライン脱毛」と言い、男女問わず人気のある脱毛箇所として知られています。

Iラインは聞きなれない方やどの部分なのかイメージできない方もいらっしゃるかもしれません。簡単にいうと陰部周りの陰毛処理のことで、太もも付け根の2本のラインを処理することからIライン脱毛と呼ばれています。

パンツや水着からはみ出さないよう陰毛を処理している方は多いと思いますが、陰部により近い部分はそのままにしている方が多いのではないでしょうか。ですが、最近、Iライン脱毛をする方が増えてきました。なぜ、Iライン脱毛をしようと思ったのか、施術を受けることを決めたきっかけとIライン脱毛することによるメリットについてご紹介します。Iラインの陰毛はあった方が安心、処理すべきではないと思い込んでいる方にも目からうろこの情報をお届けします。

Iライン脱毛の範囲について

Iライン脱毛は、VラインとOラインの中間となる部分が脱毛範囲です。デリケートゾン全体を「VIO」と呼びますが、Iラインはそのうちの一つであり、ビキニラインと呼ばれるVラインと、肛門周りのOラインの間にあるムダ毛を指します。

Iラインは陰部にごく近い部分ですが、粘膜部分は避けて施術を行います。脱毛器の刺激が痛みやヒリヒリ感につながると考えられるためです。思わぬ肌トラブルを避けるためにも、粘膜部分は施術できないことを知っておきましょう。

Iライン脱毛の仕上がりについて

全て脱毛した場合

Iラインのムダ毛を全て脱毛すると、さまざまなメリットが得られます。最も大きいのは、生理のときに感じやすい不快なニオイや蒸れなどが軽減されることです。Iラインにムダ毛があると、経血がまとわりついて何度も拭き取る必要があり、肌への負担にもつながります。

陰部を清潔に保てるのはもちろん、生理中の不快感を軽減できるのは、女性にとって嬉しいポイントではないでしょうか。

また、人によってはムダ毛があることによってかゆみを感じることもあります。自分で処理するとすぐにムダ毛が生えてきてしまい、チクチクと肌を刺激してかゆみが悪化することもあります。一方、Iラインのムダ毛がないツルツルの状態だと、こうした肌トラブルが起こりづらくなるのがメリットです。

ただし、全てのムダ毛をなくしてしまうと戻すことが難しく、正面から見たときに本来 Iラインのムダ毛で隠れていた陰部が露出しやすくなり、温泉などで恥ずかしいと感じることがあるかもしれません。

毛を残す場合

Iラインのムダ毛を全て脱毛するのではなく、形を整えて余計な部分だけ脱毛するように、一部の毛を残す場合のメリット・デメリットも見てみましょう。

毛を少し残した状態でIライン脱毛をする場合、全てを脱毛するよりも自然な仕上がりに見えるのが大きなメリットです。正面から見ても、適度に毛が残っているため陰部が見えることもありません。温泉に行っても他の人の目につくことがなく、なおかつある程度ムダ毛を整えている状態のため、恥ずかしさも感じにくいでしょう。

ただし、全ての毛を脱毛したときのような快適さは得られません。ある程度のムダ毛は残っているため、経血が着いてしまうこともあれば、蒸れやニオイを感じることもあるでしょう。

Iラインの脱毛を決めたきっかけ

Iライン脱毛を決めたきっかけは、他のパーツとは異なり、見た目の問題ではなく衛生面や不快感などの解消のためという理由が多いです。汗をかきやすい、スポーツや労働など体を動かす機会が多いと下着の下が蒸れて不快になることはありませんか。

トイレに行ったときモワッと臭いがする、陰部周りが痒くなることがある場合、陰毛が汗や尿などの付着で腐敗したり、下着で蒸れたりすることで不快臭や痒みが出ていることがあります。Iライン脱毛をすれば蒸れや臭いが軽減され、清潔な状態を保ちやすくなります。女性の場合、毎月生理があるので、陰毛に血液や体液などが付着したり、ナプキンによる蒸れで衛生状態が悪くなったりすることも少なくありません。Iライン脱毛を行うことで、快適な日々が過ごせそうというのも施術を決めたきっかけになっています。

Iラインの脱毛のメリット

ムレやニオイの悩みの解消

陰毛には尿や生理の血液、おりものなどの体液がつきやすく、下着で蒸れたりすることで汗も付着します。これらが放置されると腐敗して臭いの元になるほか、陰部のかゆみや炎症などの原因にもなります。Iライン脱毛によって衛生状態が改善され、臭いや痒みなどを防げるメリットがあります。

水着や下着のおしゃれの幅が広がる

Vライン脱毛だけでは対応できないハイレグ水着やセクシーな下着なども安心してつけられるメリットもあります。

パートナーがいる方は最初の反応が気になるかもしれません。驚かれる男性も多いですが、見た目は次第に慣れ、夜の生活を営むうえでもかえって快適と感じる方が多いので安心しましょう。スイミングや新体操など露出が多いユニフォームでスポーツをされる方や、日常生活や仕事で汗をかきやすい方もIライン脱毛をしておくと蒸れを抑えて衛生が保てます。

Iラインの脱毛の料金

Iライン脱毛は単独パーツとして施術が受けられるサロンがある一方、IラインとVライン、Oラインの3点セットのVIOラインのプランのみというところもあります。料金設定も様々ですが、同じサロンであれば、それぞれのパーツを1つずつクリアしていくよりは、VIOラインを一度にまとめて行った方がコストは抑えられます。

それぞれのニーズと予算に合わせて検討しましょう。Vラインは既に脱毛を受けているのでIラインだけでいいという方もいれば、Oラインは除いてVラインとIラインだけをしたい方、3つともキレイにしたいニーズもあると思いますので、ニーズに合わせてプランを検討するのがおすすめです。

Iライン脱毛の痛み

Iラインは、いわゆるデリケートゾーンのため皮膚が薄く、他の部位よりも痛みに敏感な場所と言えます。また、Iラインに生えている毛は腕毛や背中の毛などとは違い、ワキ毛のように太く濃い人が多いため、脱毛施術時に痛みを感じやすいと言えるでしょう。もともと毛の量が少ない人、細い人でも、皮膚が薄いことで痛みを感じる場合があります。

痛みに敏感で、Iライン脱毛施術を受けたいけれど不安という場合、実際に施術を受けて痛みが強いと感じたら、脱毛器の出力を下げてもらうことが可能です。あらかじめ、カウンセリング時に「痛みに弱い」ということや、施術時の痛みについて不安を抱えていることを伝えておくのも良いでしょう。

生理中の脱毛について

Iライン脱毛は、残念ながら生理期間中は施術を受けることができません。経血が脱毛器に付着してしまう可能性があり、衛生面を考慮して生理中の脱毛を受け付けていないところがほとんどです。

また、生理中はホルモンバランスの乱れにより、普段では感じない肌トラブルが起こる可能性も高まります。Iライン脱毛の施術が刺激となり、思わぬ肌トラブルが発生することもあるため、生理が終わって体調が万全になってからIライン脱毛を受けましょう。

お手入れの流れと事前準備

お手入れ前の自己処理の方法

Iライン脱毛を受ける前は、お手入れ前に決められたタイミングで自己処理をする必要があります。多くのところで、お手入れ予約をしている前日に自己処理することが求められており、その方法も肌への負担がごく小さく済む「電気シェーバー」が推奨されています。

ムダ毛の自己処理といえば、多くの人が毛抜きやカミソリ、除毛ワックスなどリーズナブルで手軽に使えるアイテムを使っているのではないでしょうか。しかし、これらは肌に大きな負担をかけてしまいます。

たとえば、大きな範囲を一気に処理できるカミソリですが、肌表面に出ているムダ毛だけでなく肌表面の角質も削いでしまったり、肌を傷つけてしまう可能性があったりします。肌荒れや皮膚の乾燥の原因になってしまうため、カミソリを使ってのムダ毛処理は避けましょう。

毛抜きや脱毛ワックス、除毛クリームも同じです。ムダ毛だけでなく肌を傷つけてしまう可能性が高いという理由から、自己処理には適していません。特に、脱毛施術を受ける前は脱毛効果を高めるために均一にムダ毛を処理しておく必要があります。もし、肌を傷つけてしまったらその部分は脱毛器を避けて照射するため、肌を傷つけることなくムダ毛処理ができる電気シェーバーを使いましょう。

施術の方法にもよりますが、あらかじめシェーバーでのケアが求められることもあります。もっとも、Vラインと異なり、Iラインは日頃はケアをしておらず、自己処理が怖いと感じる方も多いのではないでしょうか。

その場合、有料サービスで剃ってくれるサロンもあります。Iライン脱毛を受けるにはプランや予算、通いやすさだけでなく、施術の受けやすさも踏まえて選ぶのがおすすめです。安心して施術が受けられる事前ケアのサービスがあるかも確認したいところです。

お手入れ後のアフターケア

Iライン脱毛を受けた後は、肌がとても敏感な状態になっているため、しっかりとケアをしてあげましょう。Iラインに限らず、脱毛の施術を受けたら保湿をすることが重要です。使うものは一般的なスキンケア用品でかまいませんが、刺激の少ないタイプを選ぶことが重要なポイントです。たとえば、香料などが入っていない敏感肌用のボディローションを使うと、Iラインのようなデリケートゾーンにも使いやすいでしょう。

保湿はもちろんですが、下着にも気を配りましょう。締め付けのある下着をつけると蒸れやすくなり、雑菌が繁殖する原因になります。毛穴の中に雑菌が発生して炎症を起こす「毛嚢炎（もうのうえん）」になる可能性があるため、下着は通気性の良いもの、締め付けが少なく快適に履けるものを意識して選ぶと良いでしょう。

もし、脱毛後にIラインの痛みや強い痒みを感じるようになったら、できるだけ早めにサロンへ相談するのがおすすめです。また、脱毛箇所が赤みを帯びたり、肌のヒリヒリ感があったりした場合には、タオルに保冷剤を包んだものを使ってゆっくり冷やすと良いでしょう。しばらくしても治まらなければ、施術を受けたサロンに相談して対処してもらいましょう。

施術後はこすったり、洗いすぎたりしないように気を付け、清潔な下着を身に着けましょう。トイレに行った際はウォシュレットを使うなど、施術部位を中心に清潔を保つことを心がけます。

Iラインの自己処理とサロン脱毛の違い

Iラインの自己処理

Iライン脱毛は自分で好きなタイミングに処理できるメリットがあります。また、カミソリや脱毛ワックス、除毛クリームなど、ドラッグストアで手に入るものでリーズナブルに処理できるのもメリットと言えるでしょう。

しかし、Iラインの自己処理はデメリットのほうが多いと言えます。Iラインのようなデリケートゾーンは、カミソリなどでひとたび肌を傷つけてしまうと化膿しやすい場所です。思わぬ肌トラブルに発展してしまう可能性があり、脱毛どころではなくなってしまうことも考えられます。

Iラインのサロン脱毛

Iライン脱毛をするなら、自己処理よりもサロン脱毛がおすすめです。Iラインというデリケートな場所を人に見せることに抵抗がある人は多いものの、肌トラブルが起こるリスク、仕上がりの美しさを考えると、サロン脱毛をおすすめします。

サロン脱毛はカミソリを使った脱毛のように肌荒れする可能性は低く、毛抜きを使った後のようにぽつぽつとした毛穴になることもありません。痛みも少なく、つるんとした美しい肌を目指せます。デリケートゾーンだからこそ、きれいな仕上がりになるサロン脱毛を選びましょう。

記事まとめ

Iラインの脱毛は、人によっては施術を受けたいと思っていても恥ずかしくて勇気が出ないこともあります。しかし、恋肌では肌に優しい脱毛器を用いており、最短2週間に1回施術が出来るためスムーズな脱毛が可能です。

また、Iライン脱毛は「痛みが強い」というイメージもあるかもしれませんが、恋肌では脱毛器メーカーと共同開発した、日本人向けの脱毛器を導入しているため、ほとんど痛みを感じることもありません。

メリットの多い恋肌で、IラインやVIOライン脱毛にぜひチャレンジしてみましょう。

※ このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干の違いがある可能性がございますのでご了承ください。